郵便を受けを覗き見る
昼、郵便を受けを覗く。
結果はまだ届いていない様だ。
安心した様な残念だったような。どっちかというと安心した
という思いの方が強かった。面接では必死に働きたいという
事をアピールしたつもりだった。
空白期間の事も聞かれなかったし、
質問は志望動機と朝、来れますか? という事だけだった。
待機室で緊張して時間間隔がなかった所為か
自分の面接時間は短かった様な気がして、
もしかしてはなから合格しない様になっていたんじゃとか
相手は俺に微塵も興味がないんだなとか
そんな思いが頭の中でぐるぐるしていて、
手ごたえはなく、落ちた、落ちたと自分で結論付けていた。
夕方、手紙はやはり届いていなかった。
光の錯覚で薄い紙が見えた気がしてびっくりした。
前回の不合格通知はものすごく薄かった。
つまり、薄い紙=不合格という認識で間違いはない。
なぜなら、合格の封筒にはそれいこうの
スケジュールについての紙など
いろんなものが同封されているからだ。
あぁ……と落胆した後、見間違いだと気づき
死ぬほど安心した。
こういうやりとりをあと2、3日ばかり繰り返さなければいけない
のだろうか。実に心臓に悪い。
高校の合格通知を待っていた時よりも緊張する。
どうか受かっていますように。