Keyアニメ、CLANNADについて語る
こんばんは、なぎなぎです。
今日の分はもう終わったんですが最後の辺りで
若干シリアスを展開してしまったので少し頭を花畑にして
アニメ記事を書くことにしました。題材は
あらすじ
進学校に通う高校3年生の岡崎朋也は、無気力な毎日を送っている。
毎日同じことの繰り返し。
周りのみんなのように学校生活を楽しむこともできず、毎日遅刻ばかり。
そのためか、校内では浮いた存在になっていた。
ある日、朋也は学校まで続く坂道の下で、一人の少女と出会う。(公式HPより抜粋)
これだけだとイメージし辛いかもしれないですね。ただ、CLANNADは
単純に「こういうアニメだ」と表現し辛い所があるのです。
1期のCLANNAD、そして2期のAFTER STORYまで見て始めて全てが
生きてくるという所はリトルバスターズ!(アニメ)と同じですが、
そもそもKey作品の学園物の系列は
Angel Beats!もそうですが、単純に学園青春物と評するのは少し違う
ファンタジーだけど、どこか隣り合わせの世界の様に感じる不思議な錯覚。
それを感じさせる独特な雰囲気があり、見進める事でその世界に没頭していく。
まさに噛めば噛むほど味が出る作品なのです。
以下、若干のネタバレを含みます
主人公、岡崎朋也
主人公の岡崎朋也は一見するとそこら辺にいる不良ですが、
実際は面倒見の良い少年な上に性根の所は真面目という
不良らしからぬ不良です(というかレッテルを貼られてるだけ)
CLANNANは彼を主軸に物語が展開していきます。そんな彼の魅力とは
他人の為に全力を尽くす
無気力な毎日を~とあらすじでは語られていましたが、
そんな彼も他人の為には全力全開です。
自分の為ではなく、他人の為に熱くなれる男というのは
それだけでカッコイイ物があります。
唐突に飛び出すコミカルな言動
普段は物語の常識人枠として存在している彼ですが、
そんな彼も唐突に振り切れる瞬間がちょいちょいやってきます。
お茶目な人間なんですよね、意外と。
真面目なだけじゃなく冗談も心得ている。
CLANNADの中で絶妙なバランス感覚を持っている人物だと思います。
隠し続ける弱さに親近感を持つ
しかし彼にも弱さはあります。
彼は物語の間、常に自分自身から逃避し続けているのです。
向き合うことに恐れ、そこから逃げ続け。
逃げて、逃げて、逃げて彼は無気力である事を択んだ。
……CLANNADはそんな彼が少しずつ世界に向き合っていくお話でもあります。
春原陽平という存在
主人公の親友、春原陽平は主人公にとって2番目に大きな存在でしょう。
春原がいるからこそ主人公があり、主人公があるから春原がいる。
どちらが欠けてもなりたたない存在です。
CLANNADの馬鹿枠。だが、やっぱりそれだけじゃない
彼は所謂、馬鹿枠です。
大きな悩みを抱えている訳でもない。
過去に一悶着あれど、その結果を受け入れて自堕落な生活を送る人物。
結果を受け入れたという一面だけでみれば、主人公と正反対の選択を択んだ
ともいえる人物で主人公に最も近く、同時に遠いキャラクターです。
しかし彼が居たからこそ起こった出会い、出来事というのも多いのです。
恐らく、彼が居なければそもそもCLANNADが始まらなかったでしょうし
話も進むことはなかったでしょう。それほどに大きな存在です。
ヒロインについて
CLANNADの登場人物はヒロインを含めてその多くが大小はあれど
停滞の中にいます。立ち止まり、呆けて、流される事を良しとして
いる部分があります。その中で一際、異彩を放つのが
彼女、古河渚というメインヒロインでしょう。彼女だけは
前に進むという確固とした意思を持って常に行動し続けます。
弱気な所はあれど、芯が強い彼女に主人公は徐々に感化されていく……
というより素を引き出されていくのですが、その様子が中々良い。
でもまぁ、私は主人公と春原とのツーショットの方が好きですけどね!
(BL好きという訳ではない)
ヒロインにハズレはない。是非、原作をやって欲しい
原作がギャルゲーという事もあって、ヒロインの数は多いです。
しかし、残念ながら話の都合でカットされた部分は多く
メインヒロイン以外のヒロインの魅力は7割、6割といった所。
アニメはとても良い出来ですが、是非原作にも手を伸ばして頂きたい。
特に上段左側の銀髪のヒロイン、坂上 智代とその隣の宮沢 有紀寧。
2人のルートは回って欲しい。智代はアフターもあるそうですね。
本だけは持ってます。読んだら買おうと思ったけど切なすぎて無理でした!
CLANNADは『絆』
CLANNADは人生!などいうフレーズが流行ったそうですが
ちょっと違うと思いまず。CLANNADが物語を通して体現するのは
人と人との『絆』です。
物語が進む中で、強く強く結ばれていく絆。
それは特別じゃなくて、世界を見ればありふれたものかもしれない。
でも、だからこそ胸に響く。
此処までご拝読ありがとうございました。
こういった記事は始めてな為、魅力を伝えきれているか分かりませんが
CLANNDA、是非ご視聴ください。損はさせません。