底辺ニートは社会復帰の夢をみる

社会復帰を目指す底辺職歴なしニートの日記帳

意外とある距離

夕方、家の階段で父とすれ違った。

すれ違ったといってもそこまで広い訳じゃなく

人一人分しかスペースはないので

ぶつかったといっても良いかもしれない。

「髪切ったね」というと

「何言ってるんだ。切ったのは日曜日だよ」

と返された。気が付かなかった。

確かその日は一緒に食事をとったはずだけども、

その割には全く分からなかった。

 

食事の時もわりと目をそらしてるのかもしれない。

わりと近づいたとは思ったがまだまだ距離はあるようだ。

全てをすませてひと段落

午前中、ハローワークに出かけた。

職業訓練の申し込みは今日までで、

なんでもっと早く行動しないの?と言われたらそれまでなのだが

事前の準備はすでにすませていたので、余裕がない様で

余裕をもって今日は出かけた。

しかし、此処で調整ミス。

忘れ物をしたり、電車を乗り過ごしたり

なんやかんやで午前の締め切りギリギリでハローワークに到着した。

 

こんなギリギリに来やがってみたいな顔をされたらどうしようかと思ったが

職員さんはこれが仕事だからという感じで笑顔で処理してくれた。

前回の人たたりの良いおじさんだったのでこちらとしても緊張はなく

書類にも不備が一つあっただけでその場で修正して済ませる事が出来た。

 

此処までやったんだから次は明日でよかろう!

なんていうめんどくさい精神が湧き上がる。

申し込みを今日までにしていれば書類を訓練元に提出するのは

明日でも良いという事を電話で確認したので明日にするかぁ

とか思いつつも明日にするとそれはそれでめんどうくさい。

一瞬考えて、すぐに伺いますと返答。

午後に出かけて、書類を提出し面接の予約もした。

これで一先ず全ての作業が終わった。

 

面接まではどうしようか。

また少しずつハロワークに通おうか。

すっかりご無沙汰になってしまった学習や勉強を再開しようか。

出来る事は多い気がする。一つ一つやろう。

出来る限りはやったのだろう

朝、机に向かう。

数日かけて志望動機などを埋めたが

下書きが用紙の半分を少し超えたくらいであった。

思えば、一つ前の職業訓練の申し込み。

まず落ちる事はないという言葉を真に受けて

3行程度で終わらせてしまった様な記憶がある。

これでは駄目だと少しずつ水増ししてみるものの、

精々、2行程度増えたぐらいであった。

そもそも2日かけて3行しか埋まらないのだから、

そこから更に埋めようとしても無理というものだった。

 

どうしたものかと悩む。

書いて、消して、書いて、決して。

やはり増えていかない。30分ほどして

これで本決めにしようと決意した。

これ以上は無理だろうと判断したからだ。

 

嘘で塗り固める事はできない。

そんなに神経図太くはない。

少しも思いもしていない事を書くこともできない。

自分をよく見せようとする素振りが嫌いだからだ。

 

此処まで書けた。ならこれで良いじゃないか。

これが本心だ。嘘偽りのない。

これで落ちるなら此処とは自分は縁がなかったのだ。

多分、そういう事なのだろう。

昔ほど集中力がない

昔はなんでも夢中になれた。

釣り糸を垂らしているだけでいくらでも時間は潰せたし、

ゲームに熱中して寝わすれるという事や

本を読んでいて日が暮れるという事がよくあった。

 

最近、というかこの数年そういう事はあまりない。

1時間、2時間なら集中していられるけど

それ以上となると少し厳しい。

遊びにしても休憩をはさみはさみじゃないと無理だ。

これが老化なのだろうかなどと考えてしまい、少し鬱になる。

まだまだ若いと思っていたが少しずつ見えない場所から劣化は始まっているのだ。

よく考えればあと数年すれば三十路。流石にそこまで引きこもっている

つもりはないし、あと半年以内になんとかする予定ではあるけども

そろそろ三十路にふさわしい心持というものを考えた方がいいのかもしれない。

でも、感性だけはなるべく若くいたいなぁ。

そしてまたやってくる

職業訓練の申込書を見つめながら内容を

パソコンのメモ帳に打っていく。

引きこもりが長かった後遺症か、実は漢字がさっぱり書けなくなってしまったのだ。

なのでパソコンで下書きをしてから、本書きをするという

少しめんどくさい作業が必要だ。

しばらく書いてみて、どこか納得がいかない。

時間は昼を回った。電車の移動距離を考えると4時までには出なければいけない。

昼食や散歩の事を考えると使える時間は2時間半ぐらいで、

それに合わせるとやはり少し適当になってしまう。

それじゃあ駄目だなとしまう。

とりあえず今日は内容を軽くまとめるだけにして

仕上げは土日にすることにした。

 

思えば前回はほぼ必ず受かるという言葉をそのまま真に受けて

わりと内容も適当になっていた気がする。

それでは駄目だな。落ちるにしても、しっかりとやってその上で落ちよう。

少しだけ前向きになった。

水増しするのが苦手

理由なんてやりたいからで良いと思う。

でも、そんな数行じゃ誰も認めてくれるわけがない。

水増しは昔から苦手だ。

読書感想文も前半は書きたい事を書きなぐって、

後半から書くことがなくなって失速することがあったのを思い出す。

それでもまぁ、ああいうのはよく思い出すと

作品のこういう所は良かった。悪かったで埋められるからまだ楽だ。

 

久しぶりに履歴書を開いてみて、志望動機の欄を見つめた。

やはり書けなかった。

言葉を取り繕うのは苦手だ。

やってみたいからでは駄目なのだろうか。

今のままでこれなのだから、面接ではまた何も答えられなくなりそうだ。

弱点のままにしたくはないが、克服には死ぬほど苦労しそうだ。

そろそろまた何かを始めよう

朝、ニュースを見た。

少しずつ梅雨入りが始まっているらしい。

そうか、雨が続く日が来るのかと少しブルーになる。

天気と気分は割と連動しているし、

雨の日だと散歩はしづらくなる。

曇ってくるだけで心配になる、傘を持つか持たざるかで

5分ぐらいつぶれる時もある。だからなるべく晴れていて欲しい。

無論、雨の音に耳をすませて落ち着いていられる日もあるので

全く雨が嫌いという事はないのだけども、

色々状況が落ち着かない今の時期はなるべく晴れていてくださいと

祈ってしまうのも仕方ないのだろう。

 

2時、ハローワークに到着した。

前回、申込用紙を貰い忘れたのでそれを貰いに来たのだ。

8日に書いて9日に出そうとは思っているのだけども、

明日ころっと忘れていそうな気がしないでもない。

最終締め切りは12日なので、カレンダーにでも書いておいて

忘れない様にしようと思う。