底辺ニートは社会復帰の夢をみる

社会復帰を目指す底辺職歴なしニートの日記帳

最も劣る

朝、小説を読みながら時間を潰した。

そろそろ読むものがなくなるなと考えながら次の行動について考える。

とりあえずもう一度職業訓練の面接を受けてみる方向で行く事は決めたが

また落ちたらどうするんだと。

悪い方、悪い方に考えるのは良くない事だが

現状、悪い方へ流れ続けてるのは間違いなく、

そんな状況で楽観視を続けられるほど私の精神は図太くない。

どうしたもんか。そんな事を悩みつつも、時間がやってきた。

 

電車を乗り継ぎ、職業訓練の見学へ。

数駅乗り継ぎ1時間ほど、一度反対のホームへ行きかけたが

途中で気づき、なんとか復帰。

さて、行くぞと携帯の地図を起動したものの

目的地が全く表示されない。

あ、これ駄目なパターンだ。

とりあえずパンフレットの地図の通りに進むが

地図を読むのが苦手な私は自分の進行方向が間違っている気しかしない。

ほんとうにつくのか、つくのかと心配になっていたが

数分後、なんとか到着。説明会に間に合った。私は一番最後だった。

 

説明会を終えて、感じた事はやはりこの中で一番劣っているのは自分だという事。

同じくらいの人がいた。少し年上の人がいた。父の年齢に近い人も居たと思う。

その誰もがやる気に満ちていた。自信にあふれていた。

私は焦りつつも、どうしたらいいか分からず、言われるままにここに居る。

これじゃあ、駄目だろう。下手すればまた落ちる。

期日までにしっかりと心構えをしなければならないなぁと思いつつも帰路に着いた。

 

嫌な事をする事からはじめた

意欲や勇気。色んなものをはぎとられてしまった先月。

その状態からどうしたらいいのかと悩んでいた。

仕事は見つけなければいけない。暮らせないから。

お金は稼がなければいけない。何も買えないから。

 

でもやる気がでないというより、失敗が怖くて動けない。

どうしたものかと思いながら毎日を過ごしていた。

若者ハローワークはアルバイトからはじめてみてはと言われた。

自信がないなら少しずつ成功を積み重ねるしかないという事だ。

といっても短期のアルバイトはほとんどが肉体労働である訳だし

私は肉体労働ができない。

 

じゃあ、どうするかとアルバイト冊子を開いてみるも

よく考えるともう年齢的には崖っぷちな訳で

今、アルバイトに行くと二度と社会には適応できないであろ

事は想像するに難しくない。

何かやらねばいけない。行動しなければならない。

でもやる気はでないし、出ても行動するのが怖い。

 

どうしたものかと考えて、とりあえず嫌だと思う事を

1日ひとつやる事からはじめてみた。

嫌だと思う事をできたのだから、明日はもっと何かができるはずだ。

そういう感じで一つ一つ積み上げていく予定である。

何かが変わるか、変わらないかはまだ分からない。

生きるだけで精一杯

やりたい事があっても

1日という限られた時間の中ではすべてをやりきる事ができない。

だからわりと一日の終わり、

「もっとこうしたかったな……」と思う事は多い。

余力があるとか、ないとかに限らず、

ただなんというか、欲張りな性格なのだと思う。

そのわりには行動に移す勇気が少ないのはどうなのか。

 

今日もいろいろなことをした。

でもこれでただしかったのか。

もっとできることがあったんじゃないか。

これは無駄だったのか。無駄じゃなかったのか。

そんな事を一日の終わりに考えている。

1日が終わるのが怖い。

1日が終われば、また次の日が来る。

物事はいつまでも先延ばしにする事はできず、

どこかの時点で行動しなければならない。

明後日やろう。そう思っていても、一日すぎれば

それはもう明日。すぐそこにある。

 

出来れば逃げたい。そんな思いが最近はよくわいてきてしまう。

生きるだけで精いっぱいだ。

いつも通りの日

朝、少しだけ遅く起きる。

一度起きた覚えはあるので、二度寝

この時期の布団は暖かく、土日はとりあえず

いつもつけておくニュース番組もないので寝がちになる。

起きた後は読書。スマートフォンを片手に午前中を過ごす。

 

父が足がしびれて仕方ないと訴える。

糖尿病から来ているといわれているらしく、

根治手段はないとか。気長に薬を飲みつつ付き合っていくしか

ないと思うのだけど、父はその足がしびれる感触を凄く嫌がっていた。

他にもいくつか症状が出ているらしく合併症というものなのかもしれない。

もっとも、糖尿病のままでも祖母は30年以上生きて80で死んだ。

なので父もまだ長生きするだろうと思っているので、多少心配ではあるが

深刻には思っていない。でもストレスをかけすぎてはいけないと思っているので

なるべく早く就職はした方が良いんだろうなぁとも考える。

しかし、今の私の心境じゃ上手く行かない気もするのでなんともいえない。

少しは状況が進展してくれるといいのだけども。

 

そういえばネットの友人たちともしばらく連絡を取って居ない。

彼らに合うとこんな自分でも認められてしまうので

少し距離を取っている。次に会う時は就職かそれが近づいた時にと思っている。

胸をはって、会えるといいのだけども。

自分に合う場所を探す

投稿したと思ったらすでに夢の中であった。

そんな出来事、あるわけないと思ったがあった。

起きれば二度寝してしまったらしく9時前。

食欲と睡眠欲だけは一人前どころか2人前ぐらいはある。

ちょっと嫌になるがそれが自分らしい。

なら、仕方がないのだ。でも寝すぎないようには注意したい。

 

若者ハローワークでの相談の時、私は結局何も答えられなかった。

就職しなきゃいけないという事も分かっているし、

何をするにもお金がいる。お金がなければ何もできない。

ゲームも漫画も何も買えないのだ。

でも根っこの所は働きたくないという部分が確かにあり、

私は根本的に社会生活というものに適応できずはじき出されてしまった

不適合者だいというのは間違いない。

でも、それでもなんとか生きていかねばならないのだから、

とりあえず今期は11月までの短期コースが出ているという話を聞き

そこを受けてみるかともう一度職業訓練コーナーに足を向けた。

無論、内心は帰りたい気持ちでいっぱいであった。

何やっても上手くいかないし、結果は実らない。

なら、何やっても無駄だろという思いが確かに芽生えつつあるのだ。

気を紛らわすために携帯の画面に意識を向けて、ずっと弄って居たら

予定していた駅を何駅か乗り過ごした。

もうこのまま電車に乗って、祖父母の墓参りだけして帰ろうかと思いつつも

ふと、相談員の言葉が頭をよぎった。

「このままじゃ同じ場所を回ってるだけですよ」

そうだよなぁ。それはいかんよなぁ。

私は決意して、反対の電車に乗り目的の駅へ向かった。

 

ハローワーク職業訓練コーナーの職員さんは毎回違う。

最初と2回目は同じ人だった。話は聞いてくれるけど、

少し質問すると、「ここはそういうコーナーじゃないからね」

「君にはそう見えても他の人にはどう映るか分からないでしょ?」

と話をそらされてしまう。人は良さそうに見えるのだが

助けを必要としている私から見るとどこか頼りない。

3回目は若い女性の人だった。職業訓練の受付に行っただけだったので

一言二言しか会話していない。

そして、今回は年配の男性の方だった。

コンピューターに興味があるといって書類を出してもらう。

落とされた場所が7月コースを出していたのを見かける。

そういえば「7月コースもあるからそっちに応募してみては?」

なんて電話で言われていたのを思い出した。

でも一度は落とされているし、流石にあれが社交辞令な様なもので

本気でないというのは分かっているし、何より私はもうあの会社を微塵も

信用していないのだ。すぐに視界から外した。

確かに11月までの短期コースがあるのを確認した。

短期コースと1月までのコースを書類をいくつか貰い

ついでと思い、いくつか話を聞いてみる事にした。

 

「実は一度落とされてしまいまして」

担当の方の笑顔が消えて真面目な顔になった。

「どういう質問をされましたか?」

内容はよく覚えていないけど、一番記憶に残っていたのは空白期間の事。

自分の経歴を一から説明し終えると、ひと呼吸おいてその人は言った。

「空白期間の説明だけで終わってしまったのがまずかったかもしれない」

確かにそうだ。若者ハローワークでも同じことを言われた。

その後、どうしてもここで訓練を受けたいという事を主張するという事と

今では先のビジョンをしっかりと説明できれば、次は落ちる事はないだろうと

言われた。でも不安だ。それで落ちたら? 何より訓練を受けても就職できる

保障はない。だから並行して就職活動をするつもりだったが

それすら上手く行く気がしない。

「あなた、心の底から働きたいとは思ってないでしょう?」

若者ハローワークでずばり言われてしまった自分の心境。

あの人に分かってしまうなら、相対した面接官にもばればれだろう。

どうしようかなぁ、と言葉に詰まっていると、目の前の人は言った。

「嘘を吐く必要はありません。バイトしてたとかいう必要もない。

過去をしっかりと説明した上で先の事を考えているという事を主張してください」

そして、またひと呼吸おいてその人は言った。

「それでも落とされるなら、そんな所は願い下げです。

貴方を認めてくれる場所は必ずあります。そこに行きなさい」

 

そうか、そんな場所あるのか。あるといいな。

でも世の中は広い、一つや二つ。あるかもしれない。

じゃあ、少しだけ頑張ってみようかな。書類を手にして、

お礼を言って自宅へ戻った。気のせいか少しだけ心が軽くなった気がした。

 

そういえば書類は貰ったが申し込み用紙を貰うのを忘れてしまった。

そうなると最低でもあと2回は普通のハローワークに通わねばならない。

できれば今回の人がまたいてくれると助かるのだけども。

 

自分がないという事だろう

相談をしてきた。

額に汗をだらだらとかき、足は重い。

それでも行かねばならないと決め、この後に映画があるんだ。

だからそれをご褒美としていこう!と決めて扉をくぐった。

運が良かったのか悪かったのか。担当の人が今日は居て、そのまま相談となった。

言われた事を一言でまとめると、つまり

「君には自分がない」という事だった。

 

あれこれいわれてもうんと頷くことしかできず、

具体的な決断ができない。

プログラマーの志望理由を問われても、

結局はそこで経験を積んでゲームの方向にクラスチェンジできないかという

打算的な部分であり、

「どうしてもこの職業につきたい!」「就職したい!」

色んな人を見てきたが君の中にはそんな思いがあるにはあるが、

それが希薄に感じられたと告げられた。

 

そのままズバリであると思う。

失敗をしてきた。自信をなくしてきた。

どんぞこまで落ちて、なんとかいくらがそこから上ってきたが

結局、落ち着くのは家で、そこから一歩進もうにも

私自身は

根っこは働くのが嫌でできれば一生ぐーたらしていたいという

どうしようもない駄目人間なのだ。

 

じっくり考えなければいけないのかもしれない。

しかし時間は待ってくれないし、動き始めるのも早い方がいいに決まっている。

どうにかせねばなぁと思いつつもまだ、一歩進めないでいる。

明日は雨らしい

行きたくない思いは募りつつも自分が決めたことだし

映画のついでと思っていくぞ! 行くぞ! と自分を鼓舞している。

天気予報を見れば明日は雨のちくもり。

そんな予報を見ると気分も曇ってくるし、

晴れの日に出直そうという逃げの思考も戻ってくる。

でも動こうとして結局、1週間と少し待ってしまったし

そろそろ動かないとまたずるずると引きこもりに

走って一年経過してましたとなりかねないので

動かねばならない。

 

若者ハローワークがあるのは新宿である。

新宿には良い思い出がない。

一度夢を諦めさせられたのも新宿でだし、

何より昼間のあの辺の電車はものすごく混んでいるのを知っているのだ。

それだけで気分は凄い速さでブルーになっていく。

布団をかぶって明日の昼まで寝てしまいたい。

そんな事を思いつつも出かける準備を始める。