底辺ニートは社会復帰の夢をみる

社会復帰を目指す底辺職歴なしニートの日記帳

昔と今のズレ

妙な時、昔の知識が邪魔をするという事がある。

あれ、このやり方ってこうじゃなかったとか、

こっちのやり方でいけた筈なんだが……と詰まってしまう。

もっとも、それはJavaではなくC言語の方の知識だったり、

古い方のHTML形式だったりするわけで、

そりゃ動くわけないのである。

 

そんな知識のズレがあるように、感覚にもずれがある。

なんだかんだで走り続けていた7年前。

先の見えない道を、夢という手元しか見えない明かりだけで

進んでいたあの頃、不安というものはなかった。

と、いえればいいのだがあった。

この先、どうなるのだろう。このままこの勉強をしていた糧になるのだろう。

早く、もっと早く。一秒でも前へ、10秒後はもっと先へ。

そんな思いが常に胸中に渦巻いていた。

そんな自分から生まれる無駄なプレッシャーに潰されつつ

謎の「一人でもやれる!」「専門学校は無駄」

という謎の自己暗示染みた発想で、学校をやめた。

学校をやめた後、1カ月ぐらいはやる気に満ちていたが、

その後は何をするのか分からず、あっという間にニートになった。

 

まぁ、これについてはプレッシャーから解放されたのが大きい。

まず、人の中に居るのは、私にとってそれだけで大きなストレスだった。

あまりよくない容姿の所為でぼろくろにいわれ、

騙され、だまし合い、友人関係はせばまり、

最終的には親友と思っていた人物が、家から父の

宝物を盗難して売った可能性も浮上し(9割黒)

人を信じる事ができなくなり、人の中にいるのが嫌だった。

次に、私は小学生の頃からプレッシャーに襲われていた。

 

私には、いわゆるお小遣い制度というのがなかった。

当時の家はわりと裕福で、ではなぜくれなかったのかというと、

特に理由はなかったらしい。

欲しい物は父になんとかねだるしかなく、それも100%上手くいく訳ではない。

ゲーム、漫画、おもちゃ、おかし。

いつも欲しい物はあり、頭の中は物欲にまみれていた。

同時に、父の社会の闇愚痴を聞き続けて社会に絶望していた。

将来は暗い。社会は暗い。貯金だけが救ってくれる。

仕事に就かねばならない。働かなければならない。

サラリーマンで良い。サラリーマンが良い。

急いで大人になるんだ。なるんだと毎日の様に思っていた。

それは中学になっても変わらず、いつもプレッシャーに襲われていた。

 

と、まぁ、長くなったが長年のそんなものから解放された私は自由だった。

だらけて、苦痛がない毎日に安堵し、外に出ればまたあの苦痛と戦う日が来る。

そら、誰だって引きこもると思う。

 

さて、今だが……焦りはあるがそれほど激しいものではない。

諦めたというか、悟ったというかじたばたあがいても無駄だと思っている。

毎日、出来る事はやるしかない。

今日が最後の日だと思って、全力で生きて行こう。

そんな感じで生きている。