底辺ニートは社会復帰の夢をみる

社会復帰を目指す底辺職歴なしニートの日記帳

自分に合う場所を探す

投稿したと思ったらすでに夢の中であった。

そんな出来事、あるわけないと思ったがあった。

起きれば二度寝してしまったらしく9時前。

食欲と睡眠欲だけは一人前どころか2人前ぐらいはある。

ちょっと嫌になるがそれが自分らしい。

なら、仕方がないのだ。でも寝すぎないようには注意したい。

 

若者ハローワークでの相談の時、私は結局何も答えられなかった。

就職しなきゃいけないという事も分かっているし、

何をするにもお金がいる。お金がなければ何もできない。

ゲームも漫画も何も買えないのだ。

でも根っこの所は働きたくないという部分が確かにあり、

私は根本的に社会生活というものに適応できずはじき出されてしまった

不適合者だいというのは間違いない。

でも、それでもなんとか生きていかねばならないのだから、

とりあえず今期は11月までの短期コースが出ているという話を聞き

そこを受けてみるかともう一度職業訓練コーナーに足を向けた。

無論、内心は帰りたい気持ちでいっぱいであった。

何やっても上手くいかないし、結果は実らない。

なら、何やっても無駄だろという思いが確かに芽生えつつあるのだ。

気を紛らわすために携帯の画面に意識を向けて、ずっと弄って居たら

予定していた駅を何駅か乗り過ごした。

もうこのまま電車に乗って、祖父母の墓参りだけして帰ろうかと思いつつも

ふと、相談員の言葉が頭をよぎった。

「このままじゃ同じ場所を回ってるだけですよ」

そうだよなぁ。それはいかんよなぁ。

私は決意して、反対の電車に乗り目的の駅へ向かった。

 

ハローワーク職業訓練コーナーの職員さんは毎回違う。

最初と2回目は同じ人だった。話は聞いてくれるけど、

少し質問すると、「ここはそういうコーナーじゃないからね」

「君にはそう見えても他の人にはどう映るか分からないでしょ?」

と話をそらされてしまう。人は良さそうに見えるのだが

助けを必要としている私から見るとどこか頼りない。

3回目は若い女性の人だった。職業訓練の受付に行っただけだったので

一言二言しか会話していない。

そして、今回は年配の男性の方だった。

コンピューターに興味があるといって書類を出してもらう。

落とされた場所が7月コースを出していたのを見かける。

そういえば「7月コースもあるからそっちに応募してみては?」

なんて電話で言われていたのを思い出した。

でも一度は落とされているし、流石にあれが社交辞令な様なもので

本気でないというのは分かっているし、何より私はもうあの会社を微塵も

信用していないのだ。すぐに視界から外した。

確かに11月までの短期コースがあるのを確認した。

短期コースと1月までのコースを書類をいくつか貰い

ついでと思い、いくつか話を聞いてみる事にした。

 

「実は一度落とされてしまいまして」

担当の方の笑顔が消えて真面目な顔になった。

「どういう質問をされましたか?」

内容はよく覚えていないけど、一番記憶に残っていたのは空白期間の事。

自分の経歴を一から説明し終えると、ひと呼吸おいてその人は言った。

「空白期間の説明だけで終わってしまったのがまずかったかもしれない」

確かにそうだ。若者ハローワークでも同じことを言われた。

その後、どうしてもここで訓練を受けたいという事を主張するという事と

今では先のビジョンをしっかりと説明できれば、次は落ちる事はないだろうと

言われた。でも不安だ。それで落ちたら? 何より訓練を受けても就職できる

保障はない。だから並行して就職活動をするつもりだったが

それすら上手く行く気がしない。

「あなた、心の底から働きたいとは思ってないでしょう?」

若者ハローワークでずばり言われてしまった自分の心境。

あの人に分かってしまうなら、相対した面接官にもばればれだろう。

どうしようかなぁ、と言葉に詰まっていると、目の前の人は言った。

「嘘を吐く必要はありません。バイトしてたとかいう必要もない。

過去をしっかりと説明した上で先の事を考えているという事を主張してください」

そして、またひと呼吸おいてその人は言った。

「それでも落とされるなら、そんな所は願い下げです。

貴方を認めてくれる場所は必ずあります。そこに行きなさい」

 

そうか、そんな場所あるのか。あるといいな。

でも世の中は広い、一つや二つ。あるかもしれない。

じゃあ、少しだけ頑張ってみようかな。書類を手にして、

お礼を言って自宅へ戻った。気のせいか少しだけ心が軽くなった気がした。

 

そういえば書類は貰ったが申し込み用紙を貰うのを忘れてしまった。

そうなると最低でもあと2回は普通のハローワークに通わねばならない。

できれば今回の人がまたいてくれると助かるのだけども。