底辺ニートは社会復帰の夢をみる

社会復帰を目指す底辺職歴なしニートの日記帳

いやいや期

昼食を食べてしばらく休む。

2時、日課のウォーキングに出かけようとする所で

万歩計をなくしている事に気づく。

買い直しか。こんなところで出費か……

ブルーな気分になりつつも外出。今日は天気がそこそこよかった。

 

来週からまた少しずつ就職活動を再開する事になる。

まず若者ハローワークに面談の予約に行く。

行きたくないなぁという思いが強い。

就職したくないというより、人と会うのが嫌なのだろうなぁ。

コンビニの人は大丈夫だ。

町を歩き、すれ違っていく人たち。人混み

そういうものに対する苦手意識も大分消えた。

でも人と向かい合って話すというのはやはり苦手だ。

漫画やゲームをして独りで静かに盛り上がっている方が

やっぱり合っているのだと思う。

でもまぁ、社会に出るという事は大なり小なり

人と関わる事になるのは避けられない。

でもやはり最低限にしたいな。

じっとパソコンに向かっているプログラマーが良い。

あるいは一人でもくもくと作業できる仕事が良い。

大人と、子供と、老人と、長く関わる事になる仕事は

積極的に避けていこうと決めた。

深く静かに思考する

少し前まで立てていた進行計画は単純だった。

素のままだと書類選考は通らないし、

通っても面接でニートだった事が分かればその時点で落っこちる。

でもずっとバイトしてましたとか嘘をつき通せるほど

出来た性格でもないし、結局は真実を話すしかない。

でも職業訓練を一応、最後まで受けましたという事があれば

話を聞いてくれる所はある筈。何より職業訓練所は

斡旋先を持っているのだ。なのでそのコネを利用させて貰おう!

という感じだった。

けど今はその目論見はあっさりと崩れ去り

方針を180度変えないといけない状況になってしまった。

 

といっても一人での就活の難しさはこれでもかというほどわかっている。

リクナビや求人サイトを利用して面接までこぎつけた場所は

たたけば埃がいくらでも出てくるブラック企業だったし、

ハローワークの募集も大体、「1年以上の経験」とか「3年以上の経験」

という未経験者やニートお断りのものなのだ。

ニートの社会復帰お断りオーラがこれでもかというほど発せられている

のがハローワークであり、今回の事でそれは職業訓練にも言えるという事が分かった。

世知辛い世の中である。働きたい。

働いてこれでもかというほどゲームとか漫画とか小説を買い込みたい。

製造や介護、運送とかならいくらでもあるよとかいう話があるが、

私は古傷の問題で肉体労働には従事出来ないのであるのでその道はない。

可能なら工場のラインとかで働きたかった。

 

さて、どうするかと考えていた。

といっても一人で出来る事は限られているし

今までの経験からしてやはりアドバイザーは必要だ。でもニートの支援組織は

これでもかというほど失望させられたし、通常のハローワーク

個別相談は特に身になるアドバイスもなかった。世間話と変わらない。

となるとやはり、一度しか相談してなかった若者ハローワーク

前回は職業訓練受けてみましょうね。で終わってしまった個別相談。

何かあったらまたきてくださいとの事だったし、せっかくなので利用させて

貰おう。恐らく、想定されるやりとりはこうだ「職業訓練は?」「落ちました」

渋い顔されて、「ほかの場所探してみたら?」とか言われるかもしれない。

でもまぁ、もう時間はない。今年なんてものはあと7カ月しかない。

通っている時間はないという事を伝えて、相談を受けてみるつもりだ。

少しは状況が好転すればいいのだけど。

 

 

 

時には諦めは肝心

一日経ってだいぶ気分は落ち着いた。

落ちてしまったものは仕方ない。

もう一度別の訓練に応募することも考えたが

来月応募すると面接は再来月で、

もし今度は受かったとしてもさらに訓練はその後からなので

訓練終了は2月くらいという事になる。

父に言い渡された期限は今年までなのでルート変更を決意。

ハローワーク、若者ハローワーク

再び通って仕事を探す方向にシフトする事にした。

よし諦めたぞ! と思いつつもまだ若干、気分は落ち込んでいた。

不採用のメールや電話を一本貰う度に死ぬほど落ち込んでいたが

不合格ぐらいなら1日寝ればすっきりしてるさ!と思ったがそんな事はなかった。

それでも気分を変えて、なんとか1日を過ごすと

ポストにお手紙が。

「不合格」 訓練校からの手紙が今更届いたのだった。

死体蹴りかこのやろう……と思いつつもゴミ箱に投げ捨てる。

 

いいさ、良い度胸だ。

お前たちがどうにもならないとほうり捨てたニート

その底力を見せてやろうじゃないか。あんたたち訓練校に頼らなくても

プログラムを習得してやる。就職してやる。

静かにニートは闘志を燃やした。結果はまだ分からない。

 

 

どんよりと沈む気分

電話が来た。面接先からの住所の確認の連絡だった。

手紙が戻ってきてしまったので再送するという事で

良かった。これでやっと始まるんだ、と期待に胸が高鳴った。

でも次の瞬間、聞かされたのは予想外の言葉だった。

「誠に申し訳ありませんが今回は……」

 

落ちた。

事前に毎回、人数いっぱいまで集まらないので大丈夫と聞かされていたのに。

面接は形だけだよとまで聞かされていたのに。

落ちた。

その後、どういう返答を返していたか記憶にない。

7月にまたコースが開校されるとか、他の場所を受けてみてはとか

そんな事を言われた様な気がしないでもない。

でも事実は一つだけだ。私は落ちた。

 

お前何か必要じゃないんだよと言われた気がする。

一度レールを外れた人間はどこまで落ちていくしかないのだろうか。

これから先、どうすればいいのだろうか。

また職業訓練の面接を受ける? でもまた落ちたらどうする?

ずるずると働かない無職の期間だけが伸びて行って何時しかまた

ただのニートに戻るだけではないのだろうか。

 

やろうと決意した。

やる気を出して、苦手な人と関わろうと自分を鼓舞した。

でも駄目だった。

どうすればいい。どうしたらいい。

今、誰かに話を聞いて欲しくて仕方ない。

父は話を聞いてくれるだろうか。

待ちぼうけ

職業訓練校からの手紙が一向に届かない。

12日以降になりますという話は聞いていたけど

それにしたって遅いんじゃないだろうか。

 

定期的にポストを開けて空なのを確認する。

土日はとりあえず忘れておくことにしたし

月曜日になれば届いてるだろうと思っていた。

が、来ない。

落ちてるにしても、受かってるにしても手紙は来るという話だったが

この調子だと一生放置されるのではという気がしてくる。

とりあえず明日まで待ってみる事にしよう。

明日来なければ連絡してみる事にする。

 

しかし始まる前から

こういう事で不安にさせられるとは思ってもみなかった。

正直、勘弁してくれよという思いが強い。

どっちつかずの状況は一番嫌だ。

 

幸せの基準

私にとって幸せというのはわりと安い。

朝食の100円のおにぎりに牛乳がついてくればそれで充分幸せだからだ。

昔はもっと貪欲だった気がする。

ゲームをして、楽しんで終わって、幸せを味わう。

すると余韻を楽しむまもなくゲーム屋に走った。

本を読んでも読んでも満足できなくて、

1日中本を読み続けて、山を切り崩し終わってようやく幸せな気分になった。

 

歳を取って幸せが軽くなっている気がする。

良い事なのか、悪い事なのか。

もっと貪欲になるべきなのだろうか。

でも昔はなんとなくこなすだけだった食事で

幸せを感じられる様になった今の自分はそこまで嫌いじゃない。

 

思い込みの激しさ

父が鍼灸院の先生の話を聞きすぎている。

腰痛の緩和両方として注射は駄目だとか

このままだとモルモットにされるだとか、

このまま針とお灸だけを続けてくださいと諭されたらしい。

正常な判断力を失っている気がする。

確かに何も考えず医者の判断にうんうんと頷いているだけじゃ駄目だと思うけど

医師免許を持ってるかどうかも分からない人の話を信じすぎてしまうのは

どうかと思う。

 

が、強くも言えない。私も昔は散々騙されていたからだ。

高いだけの教材を買って貰ってしまった事もある。

なんというか親子で騙されやすいというか、変な所で

相手を疑わない素直な部分があるのかもしれない。

これからはもう少し疑わないといけないなぁ、と思いつつも

あまり人を疑うのもいやだなぁと思う心もある。

素直な心でぶつかっていける世界が欲しい。