行って、戻って
少し前から出張だった父が戻って来た。
しかし明日また出戻りで、本当の帰宅は水曜日になるらしい。
ずいぶん、忙しいなと思いつつ、反面、昔の様だと思う。
思えばあの頃も1か月に2回は出張があった。
あの頃と違うのは、父の体調と体力だけである。
そんな状態でも行くのかぁ、というより
そんな状態でも行かねばならぬという所に社会の無常さ
というものを感じる。
はたからねば生きられぬ。
はからかねば穏やかに暮らせぬ。
なんともきつい世の中である。
人が老後、楽しく暮らすために必要な貯金は3400万とか
言われているが無茶を言う。
一年で100万貯金出来る人が稀な時代に、
という感じである。
父に貯金は、と聞いたら300万と
いう答えが返って来た、これくらいが普通だと思う