単純作業
昔から単純作業がものすごく好きだった。
ひたすらゲームのレベル上げに励んだり、アイテムを取り続けたり
服の毛玉を取り続けたり
とにかくそういうものが好きだった。
でも、昔、バイトを一度やってみようと思った時、
まっさきに候補から外したものがある。それは単純作業だ。
なんで?と思った人もいるかもしれないが
これ、ものすごく単純な話なのだ。
ゲームの作業は注ぎ込めばつぎ込んだだけ、
すぐに結果が戻ってくる。服の毛玉とりも
取れば取っただけ、服が綺麗になる。
すぐに結果が戻ってくる。だから、こういう作業が好きなのであって
単純作業が6時間も7時間も続き、結果がその後に来るようなものは
とてもじゃないが耐えられないなと思ったのだ。
何より、達成感がない。
ひたすら同じことをしていただけで、やりきったという感触がない。
だからこういうものを仕事にしたくないなと思った。
プログラムを仕事にしたかったのは、
それをゲーム制作に生かせるかもというのもあるが、
私でも出来そうで、技術者的で、達成感がありそうな仕事
という部分もあるのかもしれない。
周りより出来なくてこれ、向いているのかなぁと悩むときもある。
でも初めてプログラムが動いた時、凄く嬉しかったのを覚えている。
新しいプログラムができる時、思わずガッツポーズを作ってしまう時もある。
だから、向いてるかはわからないけど
少なくともやりたい仕事ではあるんだと、私は思っている。