余談
訓練にもまもるべきペースというのがある。
幸運な事に私の訓練のペースは遅れることはなく、
いつも決まった範囲をきっちりとやって終わる。
授業ではわりと質問は多い。
私もそこそこする方なのだが、
周りの数名が本当によく質問をする。良い事だと思う。
そして、その結果。よくわき道にそれていく事があるのだが、
私はそれがそれほど嫌いではない。
全く関係のない話でも、
自分の知らない事を知るという瞬間は
本当に面白いし、へぇーー!と感嘆の声をあげざるおえない。
もっとわき道にそれてほしいと思うのは妙な事か。
授業が遅れてもあれだし、これが適切なペースなのだろう。
無駄を省いていくというのが、ものごとを効率的に
進める上でもっとも大切な事だと言われている。
確かにそれは有効だ。削るべき無駄はある。
しかし、削るべきではない無駄もあるのだ。
そしてそれは多くの場合、物事を発展させてきた。
だからこそ、私もその無駄を大切にしたいと思う。