出張
父が明日、出張に出かける。
昔から仕事がら出張は多く、
幼少期、本当に忙しい時は月の3分の1以上出かけていたり
国を越えて行ってしまって1か月ぐらい戻ってこないという事もあった。
歳の所為で現場から離れて、監督に近い位置になった今、
そういう事はめったにないが、それでも1か月か2か月に一回、
やはり父は出張に出かける。
そういう父を見ていたので、
「働くなら絶対、出張がない場所で」とか
「飛行機に乗るなら仕事やめる」とか思っていた事があるのを思い出す。
因みに飛行機に乗るぐらいなら仕事をやめるというのは
今でもわりと本音である。
県を越えるのは良い。沖縄や北海道ぐらいまで飛ばされるのもかまわない。
でも国まで跨がされたらたまったもんじゃない。
こちとら英語すらまともに扱えないのだ。
さて、父が出張に出かけると一つ問題が出てくる。
私はわりと寝ている間でも警戒心が強い。
家の軋みを足音と勘違いしておきる事があるぐらいだ。
実は朝も父がのそっと起きだす気配を感じて目が覚める。
大体、7時ぐらいだ。
父の動きが目覚ましたなようになっているので、
父がいないと起きれるのか、という事だ。
完全な引きこもり時代、父が出張に出かけて
家に誰も居なくなったのに安心して昼過ぎまで寝ていたこともあるので
若干、冷や汗を出している。
目覚ましは壊れている。
と、なると手元の携帯のアラームにすべてをかけるしかないのだが
偶に器用に無意識に止める事もあるのでそれも完全ではない。
困った、困った。
どうか遅刻しませんように