底辺ニートは社会復帰の夢をみる

社会復帰を目指す底辺職歴なしニートの日記帳

縁切り

よく眠れた日だった。

前日、1時間しか眠れていないせいで昨晩は後半につれて

眠気がどんどん強くなり、最終的に読んでいた小説を投げ出して

倒れる様に眠りについた。

朝はわりと寝覚めがよかった。

やはりよく眠ると気持ちが良い。

気持ちよすぎてもっと寝たいとすら思った。

それは良くないと思っていたが、食事の後布団に少し

横になって小説を読んでいるとそのまま夢の世界に旅立ってしまった。

起きたら10時だった。いかん。来週から1回でもこれを

やってしまうとゲームーバーだぞ。気をつけねば。

 

夜、父と話していた。母と、そして妹の事だった。

妹、といっても私が妹とはっきり認識できているかというと微妙なのだ。

母が離婚して、1歳の私をおいて出て行った後

どこかの誰かさんと作った子供が妹であるのだが

母の気まぐれというか、なんというか小学生3年生ぐらいの頃に

その妹と、というか母の家に泊まる事になった。

両手の指で数えられるぐらいしか会っていない。

一緒に過ごした期間は合計しても1か月か、2か月。

母が私を家に招くのが、愛情ではなく養育費という名目で

お金をせびるのが目的だったことが分かってからは連絡は一度も取っていない。

 

さて、わきに大分それたのだが父との話の内容はこんな事だった。

「お前の母親が死んだら、多分妹がそれを知らせに来ると思うけど

お前、その時どうするの? 縁を戻すの?」

縁を戻すというのは、母が私を家に招くのが

愛情ではなくお金目的だったという事に気づき

心から絶望した時、「あいつらは縁を切る!」

といった事から来ているのだと思う。

私は小さく「たぶん」とだけ答えた。

 

私は一度、会いたいといった妹を拒絶している。

どうせお金目的なんだろう。母親が散々お金をせびって言い辛くなったから

お前を代役に使ったんだろう? という考えしか頭に浮かばなくて

少し遠い言い方で「お前とは会いたくない」と言った。

今思うと、なんて心が狭いんだろうとは思う。

母は母で、妹は妹だった。

詳しい話も聞かずに遠ざけたのはよくなかったとすら思う。

 

次、もし会う機会があったら少し面と向かって話してみようか。

そういう日が来るかは分からない。何せ、私は向こうの連絡先も知らないのだから。

機会が与えられるのか、与えられないのか。

それはまだ分からない。