底辺ニートは社会復帰の夢をみる

社会復帰を目指す底辺職歴なしニートの日記帳

合否はその場で出して欲しい

夕方、少し早めに浴槽につかった。

何時もより1時間ほど早い時間で見上げれば窓から

夕焼けが少し差し込んでいた。

目を閉じてゆっくりしようとした時、

ガチャン!と郵便受けが開いた音がした。

そういえば明日からは数日は合否の通知が届くといわれていた期間。

もしかすると少し早めに来たのかもしれない。

行きたくないなぁと長めに浴槽に浸かっていた。

前回の電話で不合格を告げられ、そのすぐ後にわざわざ

ぺらっぺらの不合格通知が郵送されてきたのが完全にトラウマになっていた。

 

そういうのにはなれていると思っていた。

何せ、合計60社以上からお断りを貰っているわけで

またそういうものを貰っても「はいはい、またですね」

ぐらいの感情しか浮かばないと思っていたが、

実際は違った。怖い、怖いのだ。

不合格を告げられるのが怖い、自分を否定されるのが怖い。

なんとも情けない事かと思った。

世の中、認められる方が稀なのに

今からそんな調子じゃ持たないぞと自分に言い聞かせる。

 

勇気を出して、郵便受けを開けた。

父の年金に対するお知らせだった。

はぁ、と一息吐き出して安心を得た。

でも何時までもこうはいかない。

明日は27日。明日か、遅くとも明後日辺りには審判が告げられるのだ。

今度もし不合格だったら、おそらくそろそろ立ち直れないかもしれない。

もしかすると、此処を乗り越えられるかどうかが

ターニングポイントという奴なのかもしれない。

どういう結果にしろ、何かを得る事ができればいいのだけども。