底辺ニートは社会復帰の夢をみる

社会復帰を目指す底辺職歴なしニートの日記帳

面接

朝、6時に起きる。

前日少し早めに寝た所為もあるけども

緊張していた部分もあるんだろうなと思いつつも

起きる気にはなれない。起きると嫌にでも今日が面接という

現実を突きつけられる気がして、しばらくそのまま布団に埋まっていた。

面接で何を言うか事前に考えてはいるけども

実際にそれが聞かれるとは限らないし、結局この準備だって徒労に

終わる可能性の方が多い。

仕方ない。覚悟だけして起きようと起きたのは7時半だった。

 

現地についたのはお昼よりだいぶ前だった気がする。

椅子に座ると同い年。一回り年上。二回り年上と

様々な人たちがいた。皆、手にしたものを読んでいた。

願書のコピーだった。志望動機の所を読み込んでいるのだろう。

私もかばんをあさるがない事に気づく。

そう、そもそも貰っていなかったのだ。

前回の時は普通に貰えたので職員さんが忘れたのだろう。

困った。志望動機は、志望動機。

出てくるわけがない。

仕方ないのでその場でなんとか考えていると

呼ばれた。

 

「では、志望動機を簡潔に答えてください」

 

簡潔に? つまり長すぎず、短く、要点だけ?

頭が真っ白になる。短い言葉でどうやって熱意を伝えたらいいのだ。

結局、10秒ほど悩んで正直に答えた。

プログラマー志望ですがスキルがない為、60社以上落ちました。

面接までいけたのは数社です。此処で技術を学べば就職できると

思い、職業訓練を受けました。以上です。

絶対に就職したいです!

と最後に添えた。その後は一つ二つ質問というか確認があった気がする。

手ごたえはない。というかある方が珍しい。

どうせ結果はすぐ出るのだ。とりあえず今回ので反省点は見えたので

駄目でもそれを次に生かそう。今が駄目なら成長すればいいのだ。タブン。