時には諦めは肝心
一日経ってだいぶ気分は落ち着いた。
落ちてしまったものは仕方ない。
もう一度別の訓練に応募することも考えたが
来月応募すると面接は再来月で、
もし今度は受かったとしてもさらに訓練はその後からなので
訓練終了は2月くらいという事になる。
父に言い渡された期限は今年までなのでルート変更を決意。
再び通って仕事を探す方向にシフトする事にした。
よし諦めたぞ! と思いつつもまだ若干、気分は落ち込んでいた。
不採用のメールや電話を一本貰う度に死ぬほど落ち込んでいたが
不合格ぐらいなら1日寝ればすっきりしてるさ!と思ったがそんな事はなかった。
それでも気分を変えて、なんとか1日を過ごすと
ポストにお手紙が。
「不合格」 訓練校からの手紙が今更届いたのだった。
死体蹴りかこのやろう……と思いつつもゴミ箱に投げ捨てる。
いいさ、良い度胸だ。
お前たちがどうにもならないとほうり捨てたニート。
その底力を見せてやろうじゃないか。あんたたち訓練校に頼らなくても
プログラムを習得してやる。就職してやる。
静かにニートは闘志を燃やした。結果はまだ分からない。